ハイパーテクノロジーの急速な発展とともにあらゆる分野に進出した汎用人間型作業機械「レイバー」。
しかしそれは、レイバー犯罪と呼ばれる新たな社会的脅威をも生み出すことになった。続発するレイバー犯罪に、警視庁は本庁警備部内に特殊車輌二課を創設してこれに対抗した。
通称、“特車二課パトロールレイバー中隊”「パトレイバー」の誕生である。
名調子と共に1988年に幕を開け、現実の近未来感に満ちたストーリーと、既視感あふれるリアルな日常が細かに描き込まれた世界観で一世を風靡した「機動警察パトレイバー」。 近年では実写化に続いて新作も公開にむけて進行中で、誕生から30年を経ても根強く支持され続けています。
そして今、レイバー達の息吹が1/150の世界に響き始めます!
鉄道模型で最もメジャーな“Nゲージ”(線路幅9mm規格)のパイオニアであるKATOは、広く親しまれている「鉄道模型ジオラマ」に必要な要素として「日常感」が重要であると捉え、その世界観にフィットする作品として「機動警察パトレイバー」に焦点を当てました。
なぜ鉄道模型メーカーであるKATOが、「機動警察パトレイバー」に焦点を当てたのか。
理由のひとつは、レイバーが「車両」であること。 主人公達が所属する「警視庁警備部特科(特殊)車両二課」という隊名にもあるように、レイバーは法に従った運用を求められる車両で、KATOが「車両」であるレイバー達を送り出す事は何の違和感もない、当然の事なのです。
もうひとつの理由は、レイバーのサイズです。 例えばAV-98イングラムの全高は8.2mと“ビルを見下ろ”さず、街中に存在して違和感がなく、その目的(工事作業用レイバーであれば工事作業)のリアルに則したサイズで存在します。 踏切から鉄道車両を見る目線から一緒に並べられたレイバーを見上げれば、その“ちょうどいい”サイズを感じられるはずです(昔、床に顔をつけて通り過ぎる車両を見たりしませんでしたか?あの感じです)。
人物や自動車車両、ストラクチャなどジオラマを賑わせる様々な要素を送り出したKATOが満を持して送り出す、「リアリティ」を是非お楽しみ頂ければ幸いです。